突然、町内会の会計に抜擢されました。
「ええっ!そんなの聞いてないよ!」
でも、断ることもできずにしぶしぶ・・・
こんな人もいるのではないでしょうか、
私も町内会の会計なんて出来るのか半身半身で引き受けてしまいました。
で、これから会計をやっていく上で気をつける事や、こうしたほうが良いじゃね、などを書いてみました。
はじめに
私の住んでいるところは人口が5.000人ほどの田舎町で、その中の60戸ほどの地区です。
今回、そこの会計になってしまいました。
その地区の通称三役です。(区長、福区長、会計)
会計の仕事は入出金の管理はもとより、催しがある都度、飲食の手配や、神事事の準備も行は無くてはいけません。
本来、会計はお金の出し入れの管理や、支払いなどがメインですが、田舎なのでまあ、仕方が無いかって感じです。
いずれにしろ、人様のお金を預かる身なのでその辺は気をつけたいと思います。
で、今年の4月から前期の会計さんから引継ぎをしました。
引継ぎは気をつけるべし
実は、私は以前、共同墓地の会計をやったことがあります。
その前者がかなりのいい加減な会計であり、(失礼) って言うかかなりの年配の人だったので抜けが多く、帳簿をちゃんと締めていないまま引き継いでしまいました。
っと言うのも時期繰越の金額と銀行の預金通帳の金額があっていなかったのです。
これはやばいと思い、連絡してもあいにく体調を悪くし、独り身だったので連絡取れず、会計監査した人に相談したところ、
「そこのところは、突っ込まんでくれ!なんとか頼む!」
そこのところは突っ込まんでくれっと言われても・・・
仕方が無いので監査人了承の元で何とかやりくりした覚えがあります。
この様に前者との引継ぎは慎重になるべきです。
とくに、引継ぎ時のタイミングでお金の出し入れがあった場合、前会計者が帳簿を閉めたあとなどは忘れやすいので注意が必要です。
必ず、前期繰越額と預金通帳の残高があっているか確認するべしです。
それには、預金通帳のどこの位置で帳簿が締められているか印(アンダーライン)をしてもらってからの方が良いです。
これは、私が共同墓地で習んだことです。
それと、共同墓地の場合、組合費の徴収と会計の締めの時期が同じ時期だったので苦労しました。
どう言うことか、共同墓地はお盆前に組合員が総出で墓地の草刈をします。その後に総会を行い、その中で会計報告を行います。そして組合費(管理費)はその時に徴収するのです。
しかし、遠方で草刈に出られない人は組合費と出不足金を事前に振込みやら、現金書留で送ってくるやらで大変でした。
要するに、次期の組合費の入金と会計の締めが同じタイミングなので誰が入金して、誰がまだ未払いなのか明確にしなければなりませんでした。
この時、お年寄りでは無理があったのだと悟りました。
この様に会計の引継ぎ時、未徴収があるのか無いのか確認が大事です。
そして、前会計者の連絡先を確認しておくべきです。
会計ソフトはどうしよう?
会計をおこなう場合、今では、持ちまわしでUSBなどに会計ソフトが入っていることがあります。
また、会計ソフトまでとは行かなくてもエクセルなどで一応票を入れてある場合も珍しくありません。
私のところも前任者がエクセルで票をいれてあり、お金の入出があった場合、書き込む様になっていました。
しかし、はっきり言って使いずらい、前任者には申し訳ないのだが・・・
欄が少なすぎたりで、増やすと計算式が崩れてしまったりだ、
別に私が会計になったのだから自分の好きな様にして問題無いのでは、
っと思い、WEBで「町内会会計」と検索したら、「ちまたの会計」などという物があります。
キャッチコピーは「小さな団体のクラウド会計ソフト」っとあります。
では、ここでこの「ちまたの会計」について説明します。
ちまたの会計メリットとは
- 無料ソフトで使える
- ネット環境があれば他のパソコンや、スマホでもログインすれば確認、記入も可能
- 現金出納帳や預金出納帳、収支計算書といった書類は、作成後にPDFやExcelでダウンロードできる
- クラウド方式なのでパソコンが壊れたり記帳したUSBなどが紛失してもデーターが無くなら無い
ちまたの会計デメリットは
- サーバーがダウンした場合はアクセスできなくなる可能性がある
- クラウドなのでユーザーIDとパスワードさえ分かれば誰でも見ることができてしまう
私がちまたの会計を使った感想
今回、ちまたの会計無料ソフトを使って町内会の会計をすることにしました。
で、このソフトを使った感想ですが、第一に簡単な操作で行える点です。
私は一応、高校時代、商業科でしたが、会計のことはサッパリと言って良いほどシロウトです。
大事なお金の出し入れは、+収入と-支出で簡単におこなえます。
これは単純明確でヨシです。
この作業だけで現金、預金出納長が出来上がり会計報告書がPDFで印刷可能です。
そして科目別に台帳が作れてしまいます。
もっとも、これは科目をあらかじめ設定しておく必要がありますけど、
こんな感じで私は「ちまたの会計」を使って2年間やっていくつもりです。
ちまたの会計ソフトで立派な会計報告書ができると「じゃ、また次回もお願いします」ってなたら悲しいですけど、笑
入出金時の注意とは
会計の仕事で一番大事と言っても言い過ぎでは無いのがお金の出し入れです。
入金で大きな金額となるのは、区費です。
この区費が地区の源です。私のところは7組あり、そこの組長さんが代表して区費を集めて私のところへ持ってくる仕組みになっています。
もちろん、一緒に持って来てくれればあり難いのですが、中々そうはいきません。
その間、自分で預からなければならず、一度で預金の手続きをしたいのは人情です。
他人のお金なので早く銀行などに預けたほうが良いに決まってます。
また、入金に限らず、各、名目ごとの記帳を勧めます。
例えば、1組(区費○○戸)などと言った具合です。
ここまですれば区費の未払いが分かりやすくなります。
金融機関にもよりますが、入出時に名目を入れる欄があるので記帳の際は忘れずに、
そして、気をつけることは、自分のお金と区のお金をしっかりと分ける事です。
お金の出し入れが面倒だと、小出しを作ってやりくりしているうちに自分のお金と区のお金とが分からなくなってしまうリスクがあります。
私の場合は、まず、支払いは自分の財布から出し、その足で銀行へ行って預金から引き出すことにしています。
後は、パソコンから「ちまたの会計」に記入といったスタイルです。
領収書はきちんと保存しよう
領収書は、お金の支払いが完了している証です。
会計監査の時、必ずといって確認する作業です。
通帳に支払い記録があるのに領収書が無いと、
「これ、何の支払い?」ってなことになっちゃいます。 汗 汗
っとならない為にも必ず支払い領収書(レシート)は別長に貼り付けて保管するべし、
もし、自分以外の人が支払った場合は必ず領収書と引き換えにお金を渡すことを心がけるべきです。
その時、領収書に誰が支払ったか書いておくのが良いです。
もしもの時に、
まとめ
これまで話してきたことは私が体感したことや、これからも実践していく事です。
最後ですが、金融機関の預金通帳には他人が見ても分かる様にメモ書きしておくと良いのではないでしょうか、
自分のお金ならまだしも、他人のお金を預かると言う事は責任が有ります。
足らなければ自分が負担すれば良いという事にはいきません。
この記事を読んでいる方は会計を任せられた人にちがいありません。
ご検討を祈ります。ご苦労様!