新型コロナの第五波で医療関係がひっぱくしています。
そして、コロナ関係のニュースでよく聞かれるパルスオキシメーターって頻繁に聞かれます。
では、この、パルスオキシメーターとはどういった物なのか、そして、何を測る物なのでしょうか、
パルスオキシメーターとは?
パルスオキシメーター(pulse oximeter)とは、医療器具で、動脈血酸素飽和度をわざわざ採取しなくても爪の部分に光をあてることで測定できる装置で、脈拍も同時に測れるんだよ。
そうだね、
病院の手術室やICU(集中治療室)、呼吸器系の病棟などで幅広く使われている器具なんだ。
そうそう、指の先につけている洗濯バサミのような物だよ、
現在は指先で測定できる軽量で小型になっているけど、この医療器具ができる前は「イヤーオキシメター」っていう器具で測っていたんだ。
この器具で測る場合、耳を圧迫したり温めたりして手間がかかり、一番は患者に負担がかかってしまったり、誤差が生じることも少なくなかったんだよ。
今の先駆けとなったのは「コニカミノルタ」って会社が1977年に開発していらい、小型化と軽量を追求して現在の形になったんだ。
昔は「ミノルタカメラ」といってカメラを作っていた会社だったけど、今は医療関係の器具を作ってるよ、このパルスオキシメーターはこの会社の特許なんだ。
パルスオキシメーターって何を測るもの?
先ほども言ったように「動脈血酸素飽和度」と「脈拍」です。
動脈血酸素飽和度ってのは、心臓から全身に運ばれる血液の中に含まれる「ヘモグロビン」に酸素がどれだけ含まれているかということなんだ。
血液が赤いのは血液の中に含まれているヘモグロビンという色素なんだよ、
このヘモグロビンは酸素とくっつきやすい性質があり、肺に取り込んだ酸素は肺に流れてくる血液中のヘモグロビンとくっつき、心臓から全身に運ばれていくんだよ、
このヘモグロビンにたくさんの酸素が含まれていると赤みが多くでるのさ、
パルスオキシメーターはこの「赤み」を測定する器具なんだ。
血中の酸素飽和濃度の割合が分かれば「肺」のダメージの度合いが分かるんだ。
肺にダメージがある箇所が増えると肺から血液に酸素が移せなくなり、その結果、酸素飽和濃度が下がってくるのでパルスオキシメーターのその数値で肺炎の重症化を見つけることができるのさ、
健康な人は99%~96%くらいと言われているよ、
新型コロナとパルスオキシメーターの関係
今猛威を奮っている新型コロナウィルスは主に、肺などの呼吸器系に患いをあたえると言われているんだ。
新型コロナの患者の病状の判断の目安として使われているのさ、
新型コロナウィルス感染者の血中酸素飽和濃度が「96%」は軽症、「93%~96%」は中等症「93%」以下は中等症2と評価していて、患者への人口呼吸器が必要とか、ICUへの入室などの判断のひとつにしているのだよ、
そうだね、
現在は都会ではだんだん病床がいっぱいになりつつあるから重症患者を優先に治療する為の判断でもこのパルスオキシメーターは役立っているのさ
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パルスオキシメーターを買う場合、気をつけること
こんなわけでパルスオキシメーターは非常に役たつ医療器具ですが、中には新型コロナに感染しているかどうかの判断に購入する人もいるらしいんだ。
そうだね、
肺などの持病がある人は買っておいたほうがいいかもな、
最近では2000円~5000円くらいの手ごろな物もあるけど医療器具なので信頼性のある物を買ったほうがいいね、
そして、測定結果も自己判断せず、医師の判断をあおぐことも大切だよ