いまどき

こうなったら、免疫力を高めて新型コロナウィルスに立ち向かう

 

相変わらず新型コロナウィルスが全世界で猛威を振るっていますね。

WHO(世界保健機構)は全世界に向けて「新型コロナウィルスはバンデミック」と発信して各国に対策の強化を訴えました。

WHOは過去に「バンデミック」という表現をしたことが無く、それだけ今回の新型コロナウィルスは手強い相手といえます。

しかし、残念なことに、未だ新型コロナウィルスに対する新薬が見つからないのが事実です。

今の段階では感染を防ぐ対策として、マスクやうがい、手洗いぐらいしか無く、日々増していく感染者の数を抑えることができません。

もう、こうなったら何時、自分も感染するか分かりません、その為に新型コロナウィルスに負けないように身体も備えなければいけません。

 

感染した人の中には軽症で済む人もいるけど、どうしてですか?

そもそも免疫力とは

この新型コロナウィルスに感染した殆どの人は、普通の風邪のような症状で余程ではない限り1週間程度で治るとされています。

しかし、中には重症になってしまう人がおり、最悪は亡くなってしまう人もいます。
この違いは何なのでしょうか。

体の中に免疫力というシステムがあります。
この免疫システムが強く活発に活動している人は感染しても軽症で完治も早いとされています。

免疫力って何ですか?

免疫とは、人間が生きていく上で欠かすことができない防衛システムです。
人の体内は口からはいった空気や食物などに含まれる外敵、つまり、ウィルスや細菌などに常にさらされています。

これらの外敵を退治してくれるのが免疫細胞です。
この免疫細胞の抵抗力が弱ってくると病気に打ち勝つことができません。

免疫細胞はそれぞれの分野に分かれており、その細胞どうしが協力し合って外敵などを退治します。
たとえば、外敵などの悪いウィルスや、癌などの細胞を監視する係り、直接、攻撃し退治する係り、ウィルスの抗体を作る係りなど各分野に分かれています。

免疫細胞って上手く出来ているなぁ

主に免疫細胞の6割から7割が腸に集まっています。
腸は食べ物だけで無く、それと一緒に病原菌やウィルスなどが常に入り込んでくる可能性がある場所です。体内でもっとも外界に接する場所でもあります。
そして、その腸内の壁の細胞は1日で老化と再生を繰り返しています。

チョット余談ですがウンチの殆どは老化した細胞で、食べ物のカスは5%ほどに過ぎません。

へぇ~そうなんだ!!
その免疫細胞が活発になれば免疫力が高まるのですね

そうです、免疫細胞の働きが活性、活発になれば細菌やウィルスを退治して体外へ排出することが出来ます。

その免疫細胞を活性化させる方法はどんなことをすれば良いですか?

どうすれば免疫力を高められるのか

その為にはまず、腸内環境を整えることが大事です。

人間の腸には、100兆個以上もの細菌が生育しています。
その中の細菌は大きく分けると善玉菌、悪玉菌、日和見菌の3つがあります。

善玉菌
体に良い影響を及ぼす菌、腸の働きを活性化させ、便秘や下痢を予防したり、病気に対する抵抗力をたかめてくれます

悪玉菌
主に、体の悪い影響を及ぼす菌、腸内の腐敗を進め下痢や便秘を起こし発ガン性物質を作ります

日和見菌
ふだんは何も作用しないが、悪玉菌が増えると有害な作用を及ぼす

善玉菌を増やす

腸内環境を整えるためには善玉菌を増やすことです。
腸内バランスは善玉菌20%、悪玉菌10%、日和見菌70%といわれております。
このバランスが崩れて悪玉菌が増えると日和見菌が加わり、悪玉菌が優位になりさまざまな病気を引き起こす原因になります。

善玉菌を増やすにはどうしたら良いですか?

それにはバランスの良い食事を摂ることが第一です。
その中でも一般的に知られているのはビフィズス菌や乳酸菌です。次に発酵食品や善玉菌のエサとなる食物繊維があげられます。

ビフィズス菌入りヨーグルト
発酵食品
ヨーグルト・チーズ・味噌・発酵漬物・納豆
食物繊維
ごぼう・きのこ・豆類・海藻・こんにゃく

身体の代謝をあげる

代謝とは体内に入ってきた酸素や栄養分などを消化、吸収して細胞の再生やエネルギーに変えることです。
この代謝を活発にするには体温が37度前後がもっとも良いとされています。
しかし、現代人は運動不足や、食の変化などで体温が下がってきています。

体温が下がると何故よくないのですか

筋肉は物を持ち上げたりする以外に熱を作る働きがあります。
加齢などにより筋肉量が減ってしまうと熱エネルギーに変換することが少なくなり、体温が下がってきます。
免疫細胞の活性化や血中の白血球の活動には体温が関係してきます。

免疫細胞の白血球は血液とともに、体内を回り、ウィルスなどの外敵を常に監視し、見つけると攻撃して退治した後、外へ排出してしまう優秀な兵隊です。

この白血球が流れている血液の流れを活発にするのは体内温度が37度くらいと言われておりますが最近は低体温の人が多く、その原因として現代人の運動不足があげられます。

体温を上げる方法は筋肉量を増やす他に、食事に生姜などの発汗性のある食品を食べたり、長時間での、ぬるめの入浴は体温を上げる効果があるといわれています。

自律神経を整える

人間の神経は無数の神経が張り巡らされています。
その中で内臓の働きを調整しているのが「自律神経」です。

自律神経は内臓の働きを調整するだけで無く、代謝や体温などもコントロールしており、自分の意思とは関係なく24時間働いています。

自律神経には交感神経と副交感神経に分かれます。

違いは何ですか?

交感神経とは主に、私達が活動しているときに働く神経です。
分かり安くいうと興奮状態に働く神経です。交感神経が働くと目が冴えたり、血圧が上がったり、集中できるようになったりします。

副交感神経は逆に休んでいるときに働く神経です。いわばリラックスのときに働く神経です。
この二つの神経は緊張とリラックス、車で例えるならばアクセルとブレーキの関係にあり、この両方の良いバランスで身体の内部環境が保たれています。

何故、この神経を整えると良いのですか?

交感神経と副交感神経が毎日の生活の中で適度な緊張とリラックスを繰り返えされ、良好なバランスを保つことで白血球の活動も活発になり、免疫力も高まります。

抵抗力を弱めてしまうこと

 

じゃ、免疫力を弱めてしまうことは何ですか?

まず、免疫力は20歳くらいを境に下降現象と言われて降ります。

加齢とともに筋肉の衰えは体内温度の低下につながります。また、偏った食事は免疫細胞の活性化に支障をきたします。

現代人に多い、ストレスと寝不足は自律神経のバランスを崩し白血球の活動を弱めます。

アルコールは百薬の薬と言われて降りますが、体内に入ったアルコールが分解するとアルデアルデヒトという物質に変わります。
このアルデアルデヒトは発ガン性の物質であり、ガン細胞が増えると免疫システム自体がガン細胞を退治することで手一杯になり、他の防衛力がおろそかになってしまいます。

喫煙によるニコチンも発ガン性があり、また、肺の免疫細胞に悪影響を与えてしまいます。
さらに、血中に溶け込んだニコチンは血流を悪くし、体温の低下、白血球の活動を弱め喫煙は何一つ良いことがありません。

やはり、喫煙・暴飲暴食・睡眠不足・ストレスですね!!

まとめ

人の身体は免疫細胞によって守られていると言っても言い過ぎではありません。
その免疫細胞は腸に集まっています。その腸内環境を整えることが悪い細菌やウィルスに対する免疫力アップ、すなわち、病気に対する抵抗力をつけることになります。

免疫力アップは「規則正しい生活」「バランスの良い食事」「適度な運動」が要になり、決して難しいことではありません。
難しいのは毎日続けることにあります。

①バランスの良い食事を摂る(善玉菌を多く含んだ食べ物)
・発酵食品や食物繊維を多めに摂る

②身体の代謝を上げる
・筋肉量を増やし、体内温度を上げる

③自律神経を整える
・質の良い睡眠とストレスを溜めない

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kiyo
管理人のkiyoです。 60歳の還暦を向かえブログを始めました。雑記ブログですが日々精進しながら一生懸命書いています。 読んで頂けると嬉しいです。

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