こんにちは!!
皆さんは腰痛に悩まされていませんか。
厚生労働省の資料によれば、4~5人に1人は腰痛を患っているそうです。
元来、日本人は農耕民族だから腰痛もちが多いと言う説もあります。
私も30代のころから腰痛があり、50代で椎間板ヘルニアの手術を受けました。
椎間板ヘルニアと診断され、腰から足にかけて痛みやシビレで長い間悩んでおり、手術しようか迷っている人がいたらぜひ、読んで参考にして下さい。
あくまでも私の体験からの主観であり、すべての人に値する訳ではありません。
また、手術を勧める為の資料でもありません。
あくまでも自己責任で判断をお願いします。
Contents
ヘルニアの治療は基本、何もしない?
レントゲンやMRIなどの結果から医師に『これはヘルニアですね』と診断され、『ではどういった治療がありますか?』と尋ねると、
『ヘルニアの治療は基本、何もしなくても治る可能性が有ります』と言われます。
何それ?じゃあ何もしなくても良いのか・・・
しかし、痺れや痛みはどうするのか・・・
痛み止めで対処します。
人間の体は良く出来ており、何もしなくても治る確率が高い病気なのです。
これを聞いて、何もしなくても治るのなら、それに越したことは無いと思うのは誰で思うことですよね。
ここがくせ者なんです。
そもそも腰椎椎間板ヘルニアとは?
そもそも椎間板ヘルニアとは背骨と背骨の間にクッション的な役割をしている椎間板が潰れたりして変形し、中の髄核が飛び出して神経を悪さをし、傷みやしびれの症状を出している病気です。
この飛び出している髄核を免疫細胞が溶かしてしまえば痛みやしびれが解決する訳です。
お尻から太ももの裏側から足全体に痛みやしびれが出る坐骨神経痛と呼ばれ腰のヘルニアの代表的な症状です。
重度になると、歩行が困難になったり、おしっこが我慢できなくなってしまう人もいるそうです。
始めの病院選びは大切
私の場合、症状が和らぐ気配が無かったので三回ほど専門の病院を替えてみました。
結果は皆、同じで、最初は痛み止めの薬で様子見、次はブロック注射を試したりと数回通わないといけません。
また、病院を変える都度、レントゲンやMRIなどを撮られ金額も馬鹿になりませんでした。
出来れば自分の住んでいる場所から近い場所が良いに決まっています。
なぜなら、ヘルニアの通院は長期化することもあるということを覚悟しておかなければいけません。
もし、手術を任せるとなった時のことも想定に入れて病院を決めましょう。
はじめの病院選びは大切です。
ヘルニアの手術への決断
手術するか、痛み止めなどで自然感知を待つか、ここが一番大きなネックになってきます。
はじめにも言いましたが、ヘルニア治療は基本なにもしなくても治る可能性があるからです。
出来れば体にメスを入れたく無いのは誰でも同じです。
しかし、私の場合、一年弱、痛みとしびれによる苦痛の日々が続き、改善されなかったことです。
要するに、整形外科で腰椎椎間板ヘルニアと診断され、この先、出口の見えない苦痛に耐えて行けるかです。
ヘルニアの手術はリスクが高い?
以前、多くの人はヘルニアの手術をして寝たきりになったり、車椅子生活になる人が多く危険性が高いとされてきました。
いまでは医療技術の進歩により、安全性は高まってきたようです。しかし、100%絶対ということは無いことを前提に考えておかなければいけません。
まず、信頼のおける病院、医師と良く相談し、納得のうえで行うのが大事です。
ヘルニアの手術は保険が適応にならない手術方法もあり
私が行った手術法は背中の部分を4~5センチくらい切り開き、飛び出した椎間板を切除する従来方法です。(Love法)
私が選んだ病院はこの方法しか行っていなかったからです。
正直な話、PLDD法で行いたかったのですが 笑
このLove法は実績が長く一番多く用いられている方法です。
他にも傷口が小さくて済む内視鏡を使った切除方法や、レーザーで焼いてしまう(PLDD)法など、医学は進歩しており、症状や患部の状態によって選択が制限されます。
とくに、最新のPLDD法は患部に針を刺し、その先からレザーを照射させて治療する方法は傷口の完治も早く、日帰りで手術も行える病院もあります。
しかし、すべてのヘルニアに効果が望めずまた、今現段階では保険対象外となっているケースが多いようです。
手術のながれ
手術の日取りが決まり、いよいよ当日がやってきます。
正直、不安はぜんぜん無い訳ではなかったですが、家族もいたので動揺している様は見せせられませんからね 笑
朝、入院して午前中は体調の状態を診断したり、麻酔担当の医師などが訪れ、これから行う手術の説明をされ、同意書にサインすることとなります。
この段階で大げさかもしれませんが、これから手術を受けるんだという実感が沸いてきますね、でも、もう、担当医を信用して任せるしかありません。
個室からキャッチャーに乗せられ手術室へ通され、いざ、手術台に乗せられます。
いやに寒い部屋でしたね、周りで数人の人が器具などをかまっている金属音がしてました。
(・・・この手術台で何人の人が手術を行ったんだろうかとか、失敗して、ここから旅立った人もいたのか・・・笑)
天井に吊るしてある手術用の照明を見ていると『○○さんこれから全身麻酔を投与します』の声を最後に意識は途絶えました。
ですから一時間あまりの手術でしたが、まったく覚えていません。
個室へ戻って直ぐに強制的に起こされます。
これは全身麻酔はリスクが伴うということです。そのまま意識が戻らない場合や目覚める時にテンションが上がって騒いだりする人も極まれにいるそうです。
だから、手術前に全身麻酔を使用する際の承諾書にサインさせられたんだ。
そして起こされた時は意識もうろうとしています。しかし、人のしゃべる声はハッキリと聞こえていました。
そうですね、手術直後は痛み止めが効いている為、さほど痛みは感じられませんでした。
でも、寝返りを打つ時、腰に力が入らず少し辛い思いをしました。
少し痛みが出てきた時点で痛み止めの処置をしてもらえば痛くて仕方が無いというほどではなかったです。それより、鼻や体にホースが付いているほうが苦痛でした。
もちろん、あそこに管を刺されていましたしね 笑
私は入院生活は4日間でした。(本人の希望)
仕事も手術当日から、一週間休んだだけで復帰しました。(デスクワークだった為)
ヘルニアの手術をして思ったこと
私の場合、痛みと痺れが発症してから約、1年くらい病みました。
今思えば、早く手術をして楽になっていれば良かったというのが正直な感想です。
よく言われるのは、『ヘルニアの手術して腰は良くなったか?』といわれますが、腰痛自体は無くなりません。
しかし、あの辛い痛みと痺れはパッタリと治りました。
すべての人があてはまるか分かりませんが辛い症状で病んでいるのなら、手術という選択もありではないでしょうか。
それには、まず、経験豊富な病院、手術方法の選択なども自分で勉強し、医師と良く相談して不安を少しでも取り除くということです。
なぜなら、リスクはゼロでは無いということです。
そうですね、もう二度とヘルニアにを患いたくありませんが・・・
もし、なったら、今度はPLDD法で行いたいですね。