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毎日、新型コロナウィルスの感染者の数が更新されています。
中国の糊北省武漢市で発生した新型コロナウィルスは、世界で4万に以上の感染者を出しています。
しかし、この新型ウィルスは他の感染ウィルスよりも危険なのでしょうか。
今、誰もが一番気にかけていることです。
先に結論から言うと、全世界の致死率は2%と意外に低いということです。
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致死率2%は、SARSと比較した場合
2002年にSARS(重症急性呼吸器症候群)が世界的に流行したのを覚えているでしょうか。
そうです。
発生場所は中国南部の香港からでした。原因は未だ分かってはいませんが、コウモリからのウィルスが人に感染して全世界に広まりました。
このSARSの致死率9.6パーセントでした。
しかし、致死率があまり高く無いといっても安心は出来ません。
この新型ウィルスは感染率がハッキリと分かっておらず、もし、感染率が高ければおのずと死亡者の数が増えるということです。
つまり、
感染者10000人×2%=200人
感染者5000人×2%=100人
WHOは1人の患者から1.4~2.5人の感染が見込まれるとしている
そう言うことです。
しかし、現段階では毎年冬の時期に流行るインフルエンザ並みではないかと想定されています。
致死率2%は全世界の割合ですが、この数字は国や地域によって異なってきます。
中国本土では、2月中ごろで2.2%、発生源と思われる武漢市では5%位といわれています。
なぜ、中国の致死率が高いのか?
とくに、発生源の中国、武漢市で多いのは新型のウィルスの為、十分な資料が無く、治療法が分から無いまま感染が広まった事があげられます。
それと医療機関が整っていないので、症状の重い患者を受け入れ可能な病院のベッド数が不足し、十分な治療を受けられない人がいたのも原因です。
2月に入って、日本でも始めての新型ウィルスによる死亡者が出ました。亡くなわれた方にはお気の毒ではありますが、現時点では、日本での感染者は1000人弱(2/14)です。単純に計算してみても日本における致死率は0.1%くらいと思われます。
日本では医療機関も整ってているため、中国と比べ、かなり低い割合です
。
WHO(世界保健機関)は感染しても82%の人は軽い症状で済むとしていますが、15%の人が重症、3%の人が命に関わる症状になるとしています。
その中で、重症になってしまうと思われる人は免疫力が弱っている人、今現在、糖尿病や高血圧などを患っている人が特に注意が必要です。
コロナウィルスにかかってしまうとどの様な症状が出るのか
そもそも、新型コロナウィルスとは別名、新型肺炎ともいわれ、風邪の症状に似ています。
熱が(37.5度以上)出て体がだるく、そのうち咳が出て胸部不快感、一般的な肺炎症状が出て来ます。
肺炎とは、気道を通して侵入した細菌やウイルスなどの病原体が肺内で増殖し、炎症が引き起こされた状態です。肺炎は呼吸器の病気の中でも比較的よくみられます。日本の死亡原因の第3位といわれています。
これが数日で済めば、風邪かなと思うが、それが5日から1週間、続くことです。
人により、抵抗力の強い人は症状が出なかったり、チョトした風邪程度で済んでしまう人もいるようです。
新型コロナウィルスはどうやって治療するのか
現時点では、このウイルスに有効な薬などは無く、患者が患わっている症状を和らげる対症療法でしかありません。
いま現在、各国で治療薬、予防ワクチンの開発に取り組んでいる最中、エイズの治療薬として用いられる『カレトラ』が効果があるようです。このカレトラを患者に投与する臨床実験がはじまり、安全性や効果を見極める段階まで進んでいるようです。
新型コロナウィルスの感染が疑われる場合は?
新型コロナウィルスは風邪の症状と似ています。
咳や発熱がある場合、以下のような例にあてはまらない人は通常の医療機関に受診しても差し支えありません。
専門医療機関を受診したほうが良いと考えられる方に
・37.5度以上の熱があり、感染者と接触したと思われる人
・37.5度以上の熱があり、14日以内に糊北省から帰国、入国された人
どのように診察しますか?
インフルエンザの疑いがある時、綿棒を鼻から入れられた経験がありませんか、
同じように、鼻から入れてノドの表面に着いた唾液を採取し専門の機関で検査します。
最後におさらい
- 致死率はさほど高くないので過剰に反応しない。
- 風邪の症状に似ていて熱が(37.5度以上)出て体がだるく、そのうち咳が出て胸部不快感、一般的な肺炎症状。
- 大半の人は軽症で済む場合が多い
- 免疫力が弱っている人、糖尿病、高血圧の人は重症になることも
- 感染したと思われる人は帰国者・接触者相談センターページへ