キャンピングカーのルーフの横に付いている長いやつ、あれ、サイドオーニングって言います。
家のキャンピングカーは中古車で購入したので使い方の説明もよく分からないまま、自己流で使っています。
って言うか、正直、数回程度しか使っていません。
っと言うのは、たたむ時、最後のところがハンドルが空回りするのでもし、出先でサイドオーニングがたためなくなったら・・・っと考えると、べつにサイドオーニングを出さなくて良いかって感じです。
でもサイドオーニングってカチット、ロックがかかっていないと走行中に飛び出したりする事があるそうで非常に危険だそうです。
こんなこともあり、今回サイドオーニングを修理することにしました。
結果論ですが、意外と自分で簡単に修理できるので是非、参考にしてみて下さい。
サイドオーニングの空回りの原因
私のサイドオーニングは「オムニスター」というメーカーです。今では「THULE」スリーのブランドになっています。
私の様に年代物にはOMNISTORの文字が入っていますが、最近はTHULE Omnistorの文字になっています。
で、クランク型のハンドルを回して空回り、特に、たたむ時に空回りするのは大体、ギヤと言う部品の故障です。
ここの部分の不具合により、ハンドルの回転をオーニング本体を回す回転に変える部品です。
使用頻度にもよりますが、消耗品なので不具合が生じたら交換するしか無いとのことです。
旧オムニスターの5000シリーズは、評判も良く、今ではTHULE Omnistor5200として進化しています。
そして今回修理となるのは旧オムニスターの5000シリーズです。
多分、5002か5003だと・・・
っと言うのはオーニングを少し広げた内側にバーコードと品番が貼ってあるはずが、私のは品番の部分が破れて確認できません。
通常はバーコードの下に品番が書いてあるのですが、ご覧の状態です。
これでは品番が分からないので部品を頼むにも皆目検討もつきません。
なので、ギヤ側のカバーを外して確認します。
カバーは内側からプラスねじ1本でとまっています。
ねじが外れたら少し上側へ持ち上げながら外します。少しギヤのハンドルがはまる部分が干渉しているので外しにくいかも知れません。
本来、このカバーは樹脂製なので多少の歪みに耐えますが、あまり年代を召されていると老化によって樹脂が硬くなり、カバーが割れることがあるかもです。
もし、割れてもこれも部品であるので大丈夫です。
カバーが外れると問題のギヤがお目見えします。
THULE Omnistorは、現在、有限会社オグショーさんが仕入れや販売を行っています。
でも、楽天やアマゾンでも購入可能です。
上の部品は5002/5003と書いてありますが、私のサイドオーニングについているギヤとウリ二つです。
多分これと思いポチします。
すぐさま、「在庫確認」とあり、現在、ウクライナ情勢やら、中国の生産減などの影響で在庫が欠品していた場合、日数が掛かるそうです。
私の場合、出荷が1週間後でしたが5日目には届きました。
ここで気をつけることは、右用と左用があることです。
要するに、サイドオーニングに向かってギヤの部分がどちら側に付いているかです。
日本車の場合、車内の出入り口が進行方向に対して左なのでサイドオーニングも車体の左側に付いており、ハンドルを回すところ(ギヤ)が左側が多いです。
でも、確認して下さい(結構お高いので)
修理の手順
在庫確認のため発送は1週間後とのことでしたが注文から5目に届きました。
中身は交換部品のギヤと、ねじ2本、緩み防止のワッシャー2個プラス説明書が同封されています。
驚くことに注文時の写真と現物が違う~
ケースのバ-コードには5002/5003と書いてありますが、説明書には、5200/6300と書いてあります。
半身半疑ですが、買ってしまったものはどうしようも無いので開封します。
そしてカバーを外し、(そこまでは部品確認の為の工程と同じ)ます。
言い忘れましたが、ギヤの交換修理はオーニングを少し出した状態でも行えます。
この場合、アームが外へ押し出そうとするので必ずオーニングを40~50センチくらい出した位置で本体を荷シメベルトで胴巻きで固定するか、アームが伸びないように左右のアーム同士を縛ったほうが良いです。
それか、一杯までオーニングを広げた状態でもOKです。
私は後者を選びました。場所が広ければ大丈夫かも、
エンドプレートは3本のプラスねじで止っています。これを外すことでギヤも一緒に外れてきます。
表側のデザインが大分違う・・・
でも、裏側のねじ穴の位置やサイズ的には問題なさそうだ、
早速、エンドプレートに付けても問題なさそう、まあ、良いかって感じです。
年月とともにデザインが変更になったのかもです。エンドプレートとギヤを止めてあるねじも頭がマイナスから星型に変わっています。
組み方は外した時と逆の工程をたどります。
まず、黒いインナーシールにたいな物をエンドプレートとギヤの間に挟み、あとはエンドプレートとギヤを同封されていた星型ねじ2本で合体させます。
そして、本体側から伸びている角のアルミ芯とギヤ側と位置を合わせて組みます。この時、エンドプレートに付いている金属製のツメを引っ掛けます。
この時、ツメを引っ掛けながら、角穴の位置を合わせながらの作業になります。
後は、3本のプラスねじで止めればOKです。
そしてスムーズに動くかテストです。
稼動させた感じは以前よりハンドルがスムーズに回るようになりました。
最後にカバーをつけて終わりです。
まとめ
今回、サイドオーニングの心臓と言っても良いこのギヤを交換するに至っては、まず、出先でオーニングが収納できなくなったら困ることです。
なら、オーニング使わにゃ良いじゃね!ですが、もし、ギヤが空回りでロックが掛かって無く、最悪の場合、走行中にオーニングが出てきたらっと思うとゾッとします。
現に、キャンピングカー屋さんの店主が、お客さんで高速道路でオーニングが出てきて急に止るに止められず、ボディーにかなり損傷を受けたそうです。
そうなら無い為にも不具合があったら早急に修理したい箇所です。
修理の難易度は私感になりますが、5段階中の1くらいで簡単に交換することができました。
高所作業となるので足場の環境を良くして作業して下さい。そして、先のも述べましたが、アームがオーニングを外側へ押し出そうとするので防止の為に固定することも忘れずに、