はじめに言っておきます。
自慢になりませんが、自分は漫画や車などの専門誌は買ったことが有りますが、小説や、ましてやベストセラーになった本など、人生、一度も買った記憶がありません。
家族にも『お父さんがこんな本を買うなんて意外~』と言われてしまいました。
そんな自分が何故、反日種族主義の本を買ったのか、
それは、ある出会いからが始まりです。
Contents
この本を買うことになったきっかけとは?
それは今年の春、台湾へ夫婦で旅行したことが引き金となりました。
台湾の人は親日の人が多いことは御存じかと思います。
今回、観光するバスに少し年配の女性の添乗員の人が私たちの担当になりました。
始めの挨拶の中で、『私達のお爺さんやお婆さんは日本人に感謝している人が多いです』と言っていました。
現に、東日本大震災の時には台湾の人口が約2500万人のところ、250億円もの義援金を日本に届けられたことも記憶に新しい事実です。
そうです。台湾は以前、日本からの統治時代がありました。
その統治時代に日本は、台湾に学校を建てたり、鉄道を敷いたりして産業と文化の発展の手助けをしてきました。
なかでも八田與一(八田よいち)が生涯をかけて鳥山頭ダム(うさんとうダム)の建設にたずさわった事は有名です。
通称、八田ダムといわれ、当時では東洋一の規模を誇り、荒れ果てた農地を豊作地と変えていきました。
しかし、日本が東アジア諸国を統治していたのは台湾だけでなく朝鮮もそうでした。
なぜに,今の韓国はこれほどにも日本を憎み、反日感情をむき出しにするのか?
ここ近年から冷え込む日韓関係と合わせて朝鮮半島の近代史に興味が沸いてきたのがこの本を買うきっかけとなりました。
反日種族主義とは?
韓国でベストセラーになった反日種族主義とは?
一言でいえば日本に対する怨みからによる、朝鮮半島の捻じ曲げられた歴史を根源から説明し、正しい歴史と真実を教える。
この本を書いた人は落星台経済研究所の李栄薫(イ・ヨンフン)学者ら6人の韓国の経済史学者です。
李栄薫(イ・ヨンフン)
李承晩学堂の理事を務めており、韓国の初代大統領、李承晩の思想、自由民権、自由通商、国際平和思想を大韓民国に広める活動をしている。
何故、韓国の経済史学者がこの本を書いたのか、
冷え込む日韓関係と国際社会において、隣国の日本を永遠の敵として恨む、敵対意識は嘘の文化、政治、学問からなっており、この国の先進はおろか、国の滅亡の危機でもあり、韓国、国民に危機感をもって貰いたく書いた書籍です。
私がこの本を読んだ感想は
まず、この本を読んだ感想は・・・・
一言でいうと難しい内容です。というか、難しい言葉を使っています。
そのまま和訳してるので難しい言葉に略されているのかもしれません。
著者は韓国人という立場でありながら、自分の国の古くから教えられてきた歴史の嘘を過去の資料に基づき解明しています。
李栄薫学者は決して親日ではありません。
公平的な立場で過去の経済のデーターを数字を用いて説明してあり、詳細に調べてあるので説得力があります。
もし、この本を日本人の人が書いた書籍なら私は買ってまで読まなかったかもしれません。
大まかなあらすじ
この本はおおまかに第1部から第3部まであります。
第1部 種族主義の記憶
韓国にはアリランという長編小説があります。
この様な事実とは異なる架空の歴史小説が幻想の歴史をつくりあげていきました。
今、日韓関係で問題視されている徴用工問題についても触れています。
もともと強制的に日本に連れてこられたのでは無く、自発的に日本に渡ってきました。
何故か?それは日本に渡れば賃金が朝鮮より2倍・3倍と稼げるということでした。
日本に渡った朝鮮人はおもに、賃金の高い炭鉱夫として働くことが多く、その賃金も日本人との格差も無かったことも資料を基に書かれております。
第2部 種族主義の象徴幻想
日本と韓国が互いに我が国の領土と訴えている竹島(韓国名 独島)について書かれています。
反日を象徴するために韓国が一歩も譲ることが出来ない一番痛烈な部分です。
韓国、国内でそのことに異論を言えば大衆から強い攻撃を受ける危険性があります。
イ・ヨンフン氏はそれを覚悟のうえで語っております。
韓国では今では独島と呼んでいますが、以前は干山島(うさんとう)と呼んでいた。
しかし、16世紀から描かれている地図にはこの干山島の位置が地図によって別々の場所に描かれていた。
それは、干山島という島は実際に存在しない架空の島だからです。
干山島という名前だけが残り、竹島を干山島 すなわち、独島と主張しているだけです。
韓国は日本の領土、竹島を李承晩ラインなどと勝手に引き、領有権を固めるため、過去に境界線を越えた漁師4000人を拿捕し、そのうち8名が亡くなっている
第3部 種族主義の牙城、慰安婦
1991年日本軍慰安婦問題が発生しました。
それは1人の韓国女性が自分は日本軍慰安婦だったことを告白したことが始まりです。
以後70名あまりの女性が自分も同じ経験者だったといい、日本に謝罪と賠償を訴えました。
もともと慰安婦という言葉は存在はしなかったものの、朝鮮王朝時代からそのような性買春の産業はありました。
日本軍が去ったあとも韓国慰安婦、米軍慰安婦と繋がっていきます。
何故、その長い歴史のなかで日本軍慰安婦だけが切り離され日本軍の戦争犯罪だと責めるのか。
日中戦争が勃発すると日本軍は軍の付属施設として慰安所をつくりました。
そもそも、日本軍の慰安婦は民間からの女衒(ぜげん)が多く、慰安婦たちが憲兵などに強制連行された事実もありません。
道行く女性や、田畑で働く女性を強制的に連行して無理やり性奴隷とした働かせた様につくり本を書いた人がいます。『私の戦争犯罪 朝鮮人強制連行』
驚いたことに吉田清冶という日本人です。
この本は韓国人に大きな衝撃をあたえ、以降、慰安婦問題が発生する大きな役割を果たしました。
日本軍慰安所は現実に実在しました。
慰安所で働く韓国女性も現にいたことは事実です。しかし、無理やり強制連行させられ性奴隷として働かされたのは間違いであり、給料的な支給もあり比較的贅沢な暮らしをしていました。
『反日種族主義』を読んだ人の感想
韓国の曺国前法相はヘドが出る本だと言って破り捨てました。
韓国で出版され、日本でも和訳されて売り出されております。
この本を読んだ感想は日本と韓国では当然に違いが出てくると思います。。
日本人
この本を日本人が出筆したのであれば、そんなものかと思いました。ですが、韓国の方が出筆された事にまず驚きました。韓国国内で日本を正当化することがどれほど危険なことか出筆された方々の勇気に驚きを隠しきれませんでした。事実を歴史的に検証することの大切さを理解されている方が韓国国内にもいらっしゃることに安心感をも抱きました。この著書が全て正しいとは思いませんが、今後も深く歴史を検証して行くことによって、日韓のわだかまりが溶解していければと思います。
今読み終えて、すごい本だと感激 した。色々の反韓国の本を読んである程度は知っていたが、一次資料が’たくさん出て来て、韓国の人が自国の資料を調べて、そして日本語も読めて:れたへけ説得的な本になったと思う。ユー千コーブなどで多くの解説者が、我々の知って..る ことだらけのような話をしているが、我々日本人は、長年学校で、戦争のひさんな事を教えられて 来たので何が本当の事かよく解からない事が多い それを、韓国の学者が、こんな事を書けば、生命さえもあぶない状況の 中で、発信 している事がすごい。
韓国人
韓国では30代40代の人がこの本を買う事が多く、反日感情が強い年代でも有ります。
やはり、この本に対する一番多いのは批判的な意見が多く、
などの共感する意見も少なからず、かなりショックを受けた様です。
韓国では参考書などは読みますが、一般的な本はあまり読まない民族です。
それが、10万部以上を売れたことは事実であり、何かしら興味があることには間違いありません。
なぜ、読まなければいけないのか?
私たちの年代は親が戦争体験者の人も多く、私の父親もシベリアへ抑留され2年ほど想像を絶する寒さと飢えの中での重労働を課せられたそうです。
父親は当時の事は余り話しては来れませんでしたが、寒くで辛い2年だったと聞いた事が記憶にあります。
戦争は数えきれない不幸をもたらしました。
我々は、日本は東南アジア諸国を侵略し、各地で悪い事をしてきた様な事を教え込まれ、他の国からもその様な目で見られてきたのも事実です。
全てが善だと言わなくても、私たちの親や肉親が国の為、家族の為と戦地で辛い思いをしてきた事がこのままでは浮かばれません。
真実の歴史を学び、子や孫の代に繋げていかなくていけないのです。