最近ヨーロッパ車のキャンピングカーをよく見かけます。
で、私もフィアットベースのキャンピングカーに乗り換えちゃいました。
新車か?いえいえ、中古車です。
初登録が2014年なので、9年目になります。
車は、「アドリア マトリックスM680SP」ってやつです。
以前は他の記事でも紹介してあるコースターベースの「RVビックフット エポックEXロング」に乗っていましたが乗り換えとなりました。
今日は、国産のバスコンと欧州車(キャブコン)との比較や、欧州車キャンピングカー購入時の注意点や、購入時の参考になる様なことを書いてみました。
バスコンから欧州車にした動機
自分の車歴は、常設型のトレーラーを入れると、今度ので、7代目のキャンピングカーになります。
そのうちバスコンは3台乗りました。
バスコンの良さは、何といっても運転のしやすさと乗り心地です。
今まで乗っていたバスコンもエアサス車だったので乗っている人は快適だったようです。
今回、外国製キャンピングカーに乗り換えに経った動機は、孫の成長が一番の理由です。
バスコンの車内レイアウトはドアを入って正面がダイネットテーブル、後方にダイネット兼、ベットとなっており、就寝人数は3~4名といったところです。
家は、家族4人なので前のダイニングテーブルはそのままで、後方を常設ベットにして4人で寝ていました。
ところが、孫の成長に合わせ、後ろで4人就寝は段々と狭くなってきました。
なら、前のダイネットをベット展開すればイイのですが、あれって結構面倒な作業です。
そして、朝またテーブルに戻さなければならないのですからね、
ならいっそ変えちゃおう!って話になりました。
勿論、新車は無理ゲーなので中古車ってことです。
今度は常設ベットで4人が楽に寝れて、6名就寝が可能な車両がイイかなあって訳であります。
っとなると「何時かはボダー」とかになる訳ですが、ボーダーバンクスじゃ無いと常設ベットじゃないし・・・
でもボーダーバンクスは超人気車種なので金額も超それなりです。
他にも候補はありましたが、結局はネットで探し、アドリアマトリックスになったって訳です。
この、「マトリックス」って何か名前がカッコイイですよね、
輸入車って故障なんか大丈夫なの?
出来ればフルコンが良かったのですが、それはさておき、このマトリックスはベース車はイタリアのフィアットです。
私は20年以上前、アメ車のキャンピングカーにも乗っていましたが当時のアメ車はガソリンの7.500CCで燃費がリッター2Kmと今ではあり得ない代物でした。
故障も多く、ミッション系のトラブルで最終的に手放しました。
なので、今回の欧州車も迷いに迷い、でも、不安要素より欧州キャンピングカーの魅力のほうが勝っていたってことでしょうか、
それと最近の欧州車キャンピングカーの人気もあります。
Youtubeもヨーロッパのキャンピングカーの動画も多く、人気の高ぶりを見せています。特に、アドリアは人気となっていますね。
以前は欧州車キャンピングカーと言えば、ハイマーや、バーストナーが主流でしたが知らぬ間のアドリア社製のキャンピングカーが巾を利かせています。
言い忘れましたが、このアドリアって会社は国はスロベニアです。スロベニアって実際何処よ?
アドリアの宣伝になってしまいますが、最高峰はフルコンのソニックで、次がキャブコンのマトリックスの順です。
話は元にもどりますが、やはり輸入車は故障が一番の不安要素です。
国産車と比べると故障のリスクは払えないものがあります。
それは部品供給だったり、修理代金の問題や旅の途中で故障したらと思うと中々、購入に至りづらいのが正直なところです。
日本は高温多湿で、渋滞や、山坂が多いので外車などにとってミッション系が酷使されるようです。
このフィアットのデュカトはイタリアの商用車で、日本で言えば、ハイエースと言ったところでしょうか、
欧州車のキャンピングカーの殆んどがデュカトがベース車として使われており、ヨロッパでは信頼性も高いようです。
現在においては、フィアットの日本代理店は乗用車しか取り扱いしておらず、商用車のデュカトは正直なところ、代理店では取り扱いをしていません。
ならどうする?ってことですが、このデュカトは「デルタリンク」て言う会社がキャンピングカーの販売や、部品の供給もおこなっているそうです。
また最近では、国産の架装ビルダーもデュカトのシャシーを輸入して自社で架装して販売しています。
なので、これから益々、デュカトの部品供給や、修理といった不安の要素は少なくなるのかも知れません。
でも、出来れば故障して欲しく無いのは説な願いです。
バスコンとの比較
今まで乗っていたバスコン(コースターロング)は全長が690cmくらいで、今度のマトリックスは735cmと40cmほど長くなりました。なので車庫から前の部分がはみ出しています。
バスコンと比べてサイズ的には少し大きくなった訳ですが、車内に入ると広~いっ、たしかに、車幅が20cmほど大きいのですがこの20cmはデカイ。
まあ、バスコンは天井に向かって丸くなっているけど、キャブコンは床と天井の巾が同じなのと、室内レイアウトでこれだけ広く感じてしまうもかも。
まさしくモーターホーム!
なんと言っても、この広さはもう、リビングと言うしか無い!そして、家具類も丸みを帯びており、高級感が感じられます。
最近は国産のキャンピングカーも家具類は良くなってはいるけどまだ、欧州車には、って感じです。
それとトランク部がデカイことです。
自転車どころか、バイクまで楽に飲み込んでしまうトランクルームです。
では運転はどうよ?
私が運転して一番感じたことは、運転のしやすさです。
たしかに、全長、740 車幅230 ですが、この大きさを感じません。
まあ、今までバスコンに乗っていたせいもあるのか、いや、バスコンより運転が優しい、そして車が軽く感じる。
実際、バスコンより、1トンくらい車重が軽いせいもあるが、ハンドルが軽いのもあり、取り回しが軽く感じてしまいます。
そして、ホイールベースが短いので小回りもコースター以上です。
そして、パワーですが、3.000ccのディーゼル、AT6速ですが、パワー不足は感じられ無いどころか、コースターよりパワフルです。
中央道の談合坂を時速90kmで加速して登っていきますからね、なので、運転性、移住性、両方ともバスコンより勝っている感じがします。
不満を言えば、サイドミラーが拡大鏡なので後方の距離感がつかみにくいところです。これも慣れれば問題ありませんけど。
あとは、故障が無いことを祈るだけです。
これから欧州車のキャンピングカーを購入の人へ
今回の車両購入で一番気がかりだった事は、何度もいう様に故障です。
ヨーロッパ車は壊れやすいなどと言った情報が多く出回っており、正直かなり購入を迷わされました。
この、フィアット デュカトは現在は9速ATですが、私のは、デュカトの25?250型で6速セミATです。
フィアットのセミATの情報はネットでも頻繁にヒットするものです。そうです。壊れやすいと言われています。
このAT,デュアロジックと言ってトルクコンバター式では無く、クラッチ式で油圧でギヤ変則とクラッチ操作を行っています。
ヨーロッパ車に多いそうです。
もう、そうなると、ネガティブ思考にはまり「フィアット・デュアロジック故障」の記事ばっか探したりしました。
これが購入への決断を煩わせたと言っても過言ではありません。
でも、日本車も壊れる時は壊れるくらいの気持ちで購入に至りました。
これから話すことは大事なことです。
まず、外車はどこの修理工場でも嫌われます。なので車両の購入店選びは全国ネットで販売している店が良いです。
購入した車両の走行キロ数に関係なく、エンジンのタイミングベルトは交換してもらえるのかを確認する(デュカト25型前期はタイミングベルトとチェーン駆動と混在あり)。
オイル系は交換してもらい、特に、セミATのギヤオイルとデュアロジオイルは要交換です。
そして、点検整備記録簿を取り寄せることです。
最後に、中古車の場合、保証期間が短いので保証期間中にすべての装備の稼働の具合を確認することです。
キャンピングカーは室内装備が多いので季節によって使わ無いものもあります。一度すべての装備を稼働させましょう。
長くなりましたが、私は車に関してはかなり神経質なほうです。ですが、故障のリスクよりヨーロッパ車のキャンピングカーの魅力のほうが勝っていたから購入への決断をしました。
私の人生最後のキャンピングカー?にこの、アドリア・マトリックスを選びました。