この様なお困りのキャンパーも多いのではないでしょうか、とくにバンコン以外の車両には、プロパンガスボンベが装備されている車両も多く、ガスの充填にわざわざ遠方まで足を運んでいる人もいるそうです。
で、今回は、キャンピングカーのガス充填に困っている人や、いっその事、ガスボンベを取り払って別の方法にしようと思っている人に向けて書いていこうと思います。
キャンピングカーへのガス充填は違法?
キャンピングカーっていうか、個人所有のガスボンベに充填することはどうなんでしょうかってことですよね、
現在においてガスボンベにガスを充填することは違法でも何でもありません。
また、キャンピングカーなどにガスボンベを搭載することも、ある、一定の条件が揃っていれば問題は無いのです。
それは、ガスを充填する業社が嫌がるからです。
理由は、ガスを充填した業社は保安対応をしなければばならないことにあります。
なかでも「緊急時連絡後30分以内に緊急時対応」ってのがあって、キャンピングカーの場合、どこで使用するか分りませんからね、
なら、面倒だからいっそ個人のボンベには充填しないってことになります。
しかし、最近、「経済産業省」において2022年7月15日付けでキャンピングカーなどに係る30分ルールの代変措置というのが出されました。
詳しくは下のボタンをクリックして下さい。
これを見ると使用者が講習を受ければ良いと言うことになりますが、充填業社がはたして入れてくれるか否かです。
ですね、また、LPガス協会から「LPガス充填マップ」なるものが販売されているようなので参考にされてみてはどうでしょうか、
なので、私みたいにLPガスボンベはいっそ面倒なので外しちゃおう人は先に進んで下さい。
ガスボンベを外した理由
私がガスボンベをキャンピングカーから降ろした理由はボンベへの充填の問題もありですが、スペースの問題が大きかったです。
家のキャンピングカーはバスコンですが、大抵のバスコンのガスボンベの置き場はシンク下が多いです。
ここに10kボンベと10L清水タンクが入っています。
我が家のスタイルは室内ではお湯を沸かす事くらいしかガスは使いません。なので、こんな大きなボンベは要らないってことです。
それより、清水タンクの水が10Lでは少ないのです。
だから、あまり使用しないボンベを取り払っちゃおうって事です。
いっそ、カセットコンロとも思いましたが、せっかく2口コンロが付いているのでこれを利用しない手はありません。
カセットガスを使うって訳です。
カセットガスを選んだ理由
この、カセットガスボンベ(CB缶)ならコンビになどでも手に入りやすいのが最大のメリットです。
そして、場所を取らない、軽量ってとこです。
しかし、カセットガスを家庭用機具に使用するには変換アダプターが必要となります。
この、変換アダプターは、私が前々から欲しいと思っていたこの商品、実は、結構な額がするのです。
私みたいな人は4本口は必要ありませんし、2本口もある様ですがそれもチョット値がはるので買うのをタメラッテたって訳です。
カセットガスのデメリットは?
でも、カセットガスにすれば良いことばかりじゃ無いのが正直なところです。
一番は、温度の低いところでは液状から気化しにくく冬場などは火力が落ちると言うことです。
これは中のガスの配合にもよるそうです。
ちなみに、安価な物はブタン→イソブタン→プロパンの順で、値段の高い品ほど低温でも気化しやすいそうです。
あと、外国製の大型キャンピングカーなどはコンロ以外に冷蔵庫や、ヒーター、温水用ボイラーといった様にガスを使う器具が多いです。その際、ガスの使用量が多いのでカセットガスではボンベの取替え頻度が多くなってしまいます。
この様なデメリットも考慮してカセットガス化を検討されると良いでしょう。
それでもカセットガスにしたいと思われる人はDIYしましょう。
カセットガスへのDIY
今回、プロパンガスボンベからカセットガスボンベにしようと思ったきっかけは、安い変換アダプターを見つけたことにあります。
私が購入した商品はこちらです。
これには、減圧弁(レギュレーター)も付いているのでホースを挿すだけです。
1本口用ですが、私のような人はこれで十分です。
まず、これを何処に取り付けるかです。
一旦、温度が下がりにくい室内とも思いましたが、冬時期になってどうしても気化しない様ならまた、考えるとして、やはり、シンク下に取り付ける事にしました。
ボンベ+変換アダプターが台に固定していないのは、ボンベの交換時の作業が楽にする為です。
カタカタしない様にボンベとの間にスポンジを入れてありますが、ゴムバンドで固定すればグラグラしなくて良いかと考えています。
カセットガスの中身は液状になっていますので、画像の様に立てるか、もし、横にして使用する場合はボンベの頭の切り込み部分を上にして下さい。
液状のガスが直接レギュレータへ流れて危険です。
いずれにせよ、自己判断でお願いします。
最後に
火をつけた状態はこんな感じですが、夏場だったせいもあり火力も十分あり問題がなさそうです。
あとは、冬場になってどうなるかってことです。
でも、最近のキャンピングカーはカセットガスを使うビルダーさんも多いので大丈夫だと、もし、低温で火力が落ちる様ならボンベに何か巻いたりして工夫しようかと思っています。
ガスは目に見えない危険なものなので確実な作業を心掛けて下さい。