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南木曽町にリニアが通る

 

 

へぇ~ 南木曽町をリニアが通るんだ

昭和48年から中央新幹線の基本計画が決定されたそうです。

その当時は私はまだ、17歳であり、高校生時代を謳歌している真っ只中で知る余地も有りませんでした。 (ナナハン=750CCのバイクに乗り、少しヤンチャでした)

最初からルートは、東京から山梨を経て名古屋、奈良付近を通って終点の大阪と云う計画だった様です。
そして、平成のはじめ頃、山梨の山中にリニアモーターカーのテストコースが出来、当時、私は仕事でそこを通る時、何の施設か解らない程リニアに関心が有りませんでした。

はじめの頃、山梨県から名古屋間の長野県を通るルートはA・B・Cと3ルート有り、

  1. Aルート 甲府から諏訪を通り、木曽谷を南下して名古屋へ向かうルート
  2. Bルート 甲府から諏訪を通り、伊那谷を南下して名古屋へ向かうルート
  3. Cルート 甲府から南アルプスを貫通して名古屋へ向かうルート

長野県は当時は村井知事であったが、県としてはBルートを強く要望しました。

当時は諏訪に駅が出来るとの事で盛り上がっていましたナ~

結局、どのルートになったのか?

結論から申し上げると最終的にCルートをJR側は選び、2011年5月12日に決定しました。

そうです、Cルートは赤石山脈の真下を通過するルートです。

南アルプストンネル仮称,全長25KM、地表からもっとも深いところで1.400mあるそうです。ちなみに、青函トンネルは全長53Kmあるそうな

これには皆、驚いたと思います。

当時、Bルートがもっとも有力で諏訪に停車駅が出来れば松本市、長野市にも近く、長野県内に穏健があるとされていた為、県政はじめ県民はかなりショックが大きかった事でしょう。

私としては、はじめから木曽路を通るAルートは期待はしたものの、地形状無理があり、現実から考えて無理があると考えていました。

喜んだのは飯田市でしょう、赤石山脈を出た辺り、2019年現在では飯田市上郷付近に出来るとの事です、飯田市としては『棚からぼた餅』でしょうか。

なぜ、JRは南アルプス、ルートを選んだのか

そもそも、日本はトンネル切削技術は世界一を誇り、難航するかも知れないが自信があったに違い有りません。

まず、このルートが一番距離が短く、(東京⇔名古屋間286Km)2027年の完成後には東京と名古屋間が40分(ノンストップの場合)で行き来できる事、建設費用も5兆1000億円、年間維持費1620億円とすべてにメリットがあった事が挙げられます。

※現在は建設費用が約9兆円とも?

ちなみに我が国の一年の国家予算はおよそ100兆円だそうです。いずれにしろ見当がつかない金額です。

リニアが南木曽町を通る、

南木曽町をリニアが通る話が持ち上がり(正確にはトンネル通過)平成26年6月に当時、宮川町長はじめとする、『南木曽町リニア中央新幹線対策協議会』を設置し、会長は現役の町長が勤め、現在に至って降ります。(2019年現在向井町長)

年に三回ほどJR関係者と意見をかわしております。

南木曽町リニア新幹線対策協議会要網

今抱える南木曽町のリニアに対する問題

リニアのトンネル内の土砂を運搬するダンプカーの台数は1日に650台とも云われております。

南木曽町は『もっとも美しい村連合』に加盟しており、また、斜坑のトンネルから国道256号を通過に、重要伝統的建造物群保存地区である『妻籠宿』があります。

そこをダンプカーが頻繁に通る様は海外などから訪れた人にどの様に映ってしまうのか?
いっそ、ダンプカーも宿場町に溶け込む様なデザインにするとか・・・・
考え方によっては風物史で有りかナ・・・

人が生きていく為の水源の問題も有ります。トンネルを掘ったが為に地下の水脈が変わって河は干上がり田畑に水を供給出来なくなったり、また、山からの湧き水も摂れ無くなり、水道水の確保も出来なくなったら死活問題です。

最近、静岡県でも大井川の水についてJRと対立しだした。それは逆にトンネル内の掘削に出た大量の水を大井川には流さないと云うことらしい。

あと、今現在ではトンネル内の掘削から発生した大量の土砂を捨てる場所の候補地が未だに決まっていないと云う事だ。南木曽町は昔から土砂災害の多い所であり、軟弱な地質の為、土砂埋め立て地に大雨などが降った場合、水害も予想される。

リニアが完成した明るい未来像

JR東海は2027年のリニア中央新幹線の完成を目指しております。
当初、建設費用が6兆円弱で南アルプスルートを選択し着工しましたが初めの予算を大幅にオーバーして今や9兆円とも云われており、未だ膨らむ可能性もあり果たして完成なるのか心配なところです。

2019年の一月末に『リニア中央新幹線を活かした地域づくり』の説明会を傍聴してきました。

その内容をお話したいと思います。

まず、飯田市に駅が出来、そして中津川市にも駅が出来ます。
我々、南木曽町の住民及び周辺の町村の人は行く方面によって飯田駅、中津川駅の両方を選択出来る訳です。ちなみに
中津川⇔品川間 58分、
中津川⇔名古屋間 13分
飯田⇔品川間 45分
と云う事で1日に移動する交通圏が大幅の伸び、新しいビジネススタイルが実現すると云う訳です。はたして、リニアに乗ってビジネスに行く人なんてどの様なお方でしょうか・・・

そして運賃もおっしゃっていましたが、
品川⇔飯田間 およそ 7.500円
品川⇔中津川間 およそ 9.100円

今から架空とは云え運賃を喋って大丈夫?乗るか分からないけど運賃上げないで下さいネ

最後に、一番は都心からのアクセスが良くなり、妻籠宿などへ足を運ぶ人の数が増加し、収入も増え、そして、ビジネススタイルが変わりつつ有る現在、都心への通勤圏にもなりうる可能性が有ります。

そして、週末は田舎で過ごす二重ライフの人も増えると云う、良い事つく目の内容でした。

現在、山口側からの工事も始まっており、南木曽町だけが殆ど手つかずの状態です。
南木曽町リニア中央新幹線対策協議会を通じ、JR側、南木曽町側、互いが歩み寄るところは歩み寄り、災害、事故の無いリニア建設計画を進めていって貰いたいものです。

 

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kiyo
管理人のkiyoです。 60歳の還暦を向かえブログを始めました。雑記ブログですが日々精進しながら一生懸命書いています。 読んで頂けると嬉しいです。

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