他の記事でも伝えましたが、この、5月に今まで乗っていた国産バスコンから、ヨーロッパ車のキャブコンに乗り換えました。
もちろん、中古車ですが、
私は、アメ車のキャブコン、バスコン、バンコンと乗り継いできました。
中でも、バスコンは3台乗りました。
乗っていたバスコンは操縦性も良く、特に問題も無かったのですが、諸事情により代替となりました。
今回、私が選んだキャンピングカーは、欧州車のアドリアマトリックスです。
今日はヨーロッパ車のキャブコンにして良かったことをお話します。
なんと言っても居住性の良さ
やはり、居住スペースの広さですね、
今回の車両は、全長740、幅230、高さ298です。
私がこの車両を気に入った一番の理由は、ダイネットスペースの広さです。
車幅は、今まで乗っていたコースターベースのバスコンと比べて20Cmほどですが、感覚的にそれ以上の広さを感じます。
幅もそうですが、運転席、助手席とも後部側へ回転するのでその分、ダイネット部が広くとれるところは国産車には無い上手い技です。
これも、ベース車がFF駆動だからです。
よく、キャンピングカーとモーターホームの違いってありますよね、違いは上手く説明できませんがモーターホームってこんな感じなのでは。
これはもう、リビングって感じです。
私は家の前に駐車してあるのでこの場所でパソコンしたり、ユーチューブ観たりしています。
私の別宅化してます。
就寝スペースの広さ
今回、乗り換えた理由は、就寝人数に関係します。
孫の成長に合わせ、今までのバスコンでは就寝スペースが狭くなってきたからです。
もちろん、ダイネット部をベット展開すれば良いのですが、これって結構面倒な作業です。
今度の車は最後部に二人就寝の常設のベットがあります。
私の車、マトリックスは、この部分は進行方向に対して横向き就寝ですが、車種によっては縦向きもあり、三名就寝のタイプもあります。
ベットの広さは、ダブルベットのシーツカバーがちょうどいい具合にはまり、それプラス脇に温風が出るスペースがあるのでダブルベット以上の広さがあります。
で、寝心地はベットマット下が木製のスプリングが敷いてあるので快適です。
それ以外に国産車には珍しいプルダウンベットってのがダイネット上にあります。
プルダウンベットとは、通常は、天井に張り付いており、ベット部分が電動で右画像の位置まで下りてきます。
昇降はアルミ製のはしごになります。もちろん、転落防止のネットも装備されています。
寝心地は?というと、ここもマット下が木製のスプリングが敷いてあるので悪くは無いです。ただ、後部のベットと比べると天井が低いので圧迫感が少々って感じです。でも、子供はここが大のお気に入りかもです。
後部ベットもそうですが、大きなアクリル製の天窓がついているので星を眺めながら、朝は朝日を浴びながらってな訳です。もちろん、開閉も出来ます。
私の車は最後部に家庭用エアコンがオプションで着いていますが、よく、前のダイネット部分まで冷気が届かないのでは?っと思われる人もいるのでは、私感ですが真夏の外気30度越えの時でもギンギンでは無いにしろ結構冷えます。
効かないって人もいますが、多分、ベットレイアウト(縦向き、横向き)の違いで室内機から冷気が届くか否かの違いでは無いでしょうか。
チョット話がそれましたが、この車両はダイネットのイスもベット展開できます。
少し面倒いですが、だっだ広いテーブルを下げ、イスのマットを組み替えれば余裕で二人分のスペースが作れます。寝心地は今一ですが工夫次第で何とかって感じです。
なので大人6名が無理なく寝られます。
でも、就寝人数はタイプによって異なるのですべてではありません。
トランクルームの広さ
キャンピングカーって結構、あれもこれもと言った具合に荷物が増えてしまうんですよね、
バスコンの時は、荷持スペースがリアのトランクしか無く、行き先によって荷物を調整していました。
でも、この車両にしたら夏冬関係なく載せぱなし状態です。
それもこの、大きなトランクルームにあります。本来は、左右貫通式のトランクでしたが、左側にエアコン室外機と発電機を搭載しているので右側のドアしか利用できません。でも、大人がしゃがんで入ることができるので何の問題もありません。
現在、キックスケーター2台、キャンプ道具、工具や洗車道具など結構積んでいますがまだ、余裕があり、まだ、自転車が載せそうな気がします。
逆に載せ過ぎに注意が必要なくらいです。何故なら、ドアの内側にMAX150Kgって書いてあります。
本当に便利なトランクです。ドラえもんのポケットみたいです。
でも、詰め過ぎは燃費悪化になります。
キッチンとサニタリーの充実
私的に、モーターホームの定義は、やはり、キッチンとサニタリーの充実です。
たしかに室内では湯を沸かすだけ、トイレは付いていても使わないって人もいますが、やはり、付いている設備は使って何ぼ、その為には、飾り的なキッチン、トイレでは無く、実際に使え無いのでは意味がありません。
事実、私もトイレは使わない派でしたが、この前のバスコンからトイレは使う派に変わりました。
実際、雨の日や、夜間のトイレ事情にはとても重宝して後処理も苦になら無くなりました。
また、シャワーは付いてはいたものの、水タンクの容量の事情から使うことはありませんでしたが、この車になってシャワーも使い始めました。
たしかに、立ち寄り温泉施設を利用するのは旅の楽しみの一つです。しかし、停泊する場所が温泉施設があったり、その近くの場所に限定されてしまうのも面倒なところです。
シャワー使用時は家で使う様な訳にはいきませんが節水すれば4人でも何とかなっています。
維持費が安い
キャンピングカーを維持するには、維持費が掛かります。
まず、一番は自動車税ですよね、
以前のバスコンはディーゼルの4.200ccでしたので、自動車税が61.200円ですが、私のは年式が古かったので70.000円以上払いました。
そして、二年おきにやってくる車検です。
今度の車はまだ車検を受けたことが無いので整備代は分かりませんが、重量税は確認することが出来ます。
以前のバスコン、重量が4t超えの41.000円、今度の車両は、3t超えの32.800円です。
ほかに、維持費の中で、燃費も避けて通れない問題です。
前のバスコンは燃費が6~7kmで、今度の車は高速なら、リッター10kmも走ります。
おまけに軽油なのでガソリンより安いので財布にやさしいのです。
走行性の良さ
いくら燃費が良くてもパワー不足では、運転していてもストレスが溜まります。
その点、この車はフアットのデュカトがベース車となっており、排気量は、3Lのディーゼルターボですがパワー不足には縁がありません。
ヨーロッパ車のディーゼルは性能が良いとは聞いていましたが、これほどまでパワフルとは思いませんでした。
この車両は、車重が3.5tほどありますが、中央道の談合坂って勾配がきついので有名な場所ですが、減速するどころか加速して登っていきます。
いくらパワーがあっても操縦性はどう?ってことですが、高速道で大型車の横をすり抜ける時や、コーナーでの安定性も以前のバスコンより優っている気がします。
運転に関しては さすがに車幅が230cmもあるので狭い路地では気を使うところや、駐車スペースが限られてしまうのは、仕方が無い事かも知れません。
私は、バスコンに乗っていたので多少、大きい車両に乗ることには何の抵抗もありませんでしたが、乗用車からいきなりこの大きさには、さすがにハードルが高いかも知れません。
しかし、大きさの割りに取り回しも良く、運転に慣れるのもさほど時間がかかりません。
私的には、インパネや、運転感覚は、日産のバネットに似ている様な気がします。ただ、キャブより後ろのシェル部分のほうが広く、その分サイドミラーが飛び出しているのでここは注意が必要なところです。
最後に
この、アドリアマトリックスを現在新車で買うと車両代だけで1.600万くらいはすると思います。
それプラス他のオプションを入れるとほぼ、1.800万円くらいになるのでは無いでしょうか。
結構な額ですよね、
私にとって欧州製キャンピングカーは初めてです。初登録から、9年目、走行距離85.000kmの車両でしたが、さすがにヨーロッパ車、室内のガタ付きやベースシャシーの故障も現在において不具合も出ていません。
この車両は、6ATで乗用車のトルコンタイプのオートマでは無く、クラッチ操作を機械がこなすディアロジックと言うオートマで、「デュカト故障」って検索すると必ずっと言ってヒットする項目です。
私もこの件で購入をかなり迷いましたが、現在において何のトラブルも無く走っています。もちろん、油脂関係や消耗品には小まめに交換しています。
国産車の大型キャンピングカーも室内の作りは良くなってきましたが、サイズ的な制約内で作り込む国産車と、7m超えの欧州車とは違いが一目瞭然です。
自宅などの駐車スペースの問題が許されるなら、絶対、欧州車キャンピングカーがお勧めです。