南木曽町は古くから土石流のことを蛇ぬけと云います。
土石流が山を流れてくる姿が蛇がはんでいく姿と似ているとし、何時しか蛇抜けと云われる様になりました。
私もそう呼んで育ってきました。
それだけ南木曽町は土石流の被害が多い地区でもありました。
昭和28年7月20日、碑が建てられている前の沢、伊勢小屋沢を襲った土石流の被害を教訓に建てられた碑です。
私も子供の頃、教わった記憶では学校の先生の家が沢の近くにあったそうです。当時、奥さんと子供さんと三人が家に残っており、家ともども土石流に流されれ亡くなられたそうです。
『白い雨が降ると蛇抜けが起こる』『川の水が止まると鉄砲水が起こる』『蛇抜けの前はキナ臭い匂いがする』などと教えられてきました。
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